腹部CTリベンジャーズ第1話

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正解及び正答率

こちらの解剖の正解は、

脾臓

となります。

Twitterでの正答率はこちら。

読影する際に着目すべき点

  • 脾腫
  • 脾腫瘤
  • 脾動脈瘤

などがないかをチェックします。

脾腫

脾臓の大きさは年齢や体格により個人差があり、若年者の場合は少々サイズが大きくても安易に脾腫と取らないように注意が必要です。

また脾腫の定義も複数のものがあります。

  • spleen index(脾臓指数):最大径とそれと直行する短径を掛け算したもの>40c㎡
  • 横断像で最大径10cm以上
  • 頭尾側方向で10cm以上

などが知られています。

関連:【CT画像あり】脾腫とは?原因や症状、治療法まとめ!

脾腫瘤

脾腫瘤にはさまざまなものがあり、画像だけでは鑑別できないこともしばしばありますが、頻度が高いのは低吸収を示す

  • 単純性嚢胞
  • リンパ管腫

などです。

関連:原発性脾腫瘍の鑑別診断

脾動脈瘤

脾門部でしばしば脾動脈瘤を認めることがあります。

石灰化を伴っている場合はわかりやすいですが、石灰化を伴っていない場合もあります。

関連:脾動脈瘤のCT画像診断のポイント

しばしば認めるが異常ではない副脾

脾臓の近くに脾臓と同じ濃度を示す小さな球形構造をしばしば認め、副脾と呼ばれます。

頻度が多く異常所見ではないため、レポートに記載しないことが多い所見です。

関連:副脾とは?原因・場所・症状・診断まとめ!

異常としてはいけない早期相のモアレ像

また、脾臓はダイナミックCTの早期相で斑状または縞状の造影パターンを示しますが、異常所見ではなくモアレ像と呼ばれます。

 

※こんなところも見た方がいいよ、などございましたらコメント欄でお願いします。必要に応じて随時追加していきます。

乙。また明日~!